こんにちは
鍼灸師の内藤です。
2月も残り少しになりましたが、過ごしやすい日や、急に寒くなる日が交互に来たりと、気温の変化が激しく体調を崩しやすくなっています。

この時期、下記のような症状が気になる方はいらっしゃいませんか?

・トイレが近い
・おしっこが出にくい
・耳鳴りがする
・最近、白髪が気になり始めた
・抜け毛が多い
・精力減退を感じる
・物忘れが気になる
・手足が冷えて眠れない
・不妊である

東洋医学的に考えると、ここに書いたような不調は「腎」が弱っているために起きる不調です。
多くの場合が高齢者の方が感じやすい不調なので、そんな症状はまだ感じないという人もいるかもしれません。
しかし、冬になると誰であっても「腎」は弱りやすく、例えば「手足が冷える」「腰が冷える」「耳鳴りがする」「めまいがする」といった不調が現れやすくなります。

とにかく、現代の私たちの生活はただでさえストレスが多かったり、精製された食品、添加物、化学物質などに溢れており、昔の人よりも冷えやすい環境にあるといえます。
腎というと普通は「腎臓」を思い浮かべますが、東洋医学の世界でいう「腎」はもっと幅広い意味を持っています。

腎は内分泌系、泌尿器系、生殖に関係していてることから腎の水は深い関係があります。
水はそもそもの性質上、力が加わらなければ特に動かないものです。
水に影響が起きると、トイレが近くなったり、むくみが出たりすることがあります。
特に、水を担当している腎が弱りやすいのが「寒い時期」「夜」です。
水はそもそも冷たいもの。でもその水が冷えてしまうと、いろいろなトラブルが起こってきます。

冬場の特に夜になるとトイレが近くなったり、手足が冷えて、寝つきが悪くなると、睡眠不足になり、さらに精気を失うという悪循環になることも、、、

外から温めても、温めても冷えが取れないという方は「腎」の働きが弱まっている可能性がありその為、食べ物で内側から改善しないと根本的な解決にならないのです。

東洋医学や薬膳を考える上での基本的な理論である「陰陽五行説」において、季節、食べ物、色、感情などさまざまな要素が深く絡み合っているといわれています。

その中で、腎は黒色に深く関係があり、腎が弱った時に皮膚の色が「黒」っぽくなることも示しますが、黒い色の食べ物が腎を癒すという意味もあるのです。
その為、薬膳では冬に弱りやすい腎を癒すためによく黒い食べ物を使います。
黒い食材で例えるとくるみ、ごぼう、しいたけ、わかめ、こんぶ、牡蠣、しじみ、黒ごま、海苔、黒酢など。黒い食材は思っている以上に豊富です。

この時期に少しでも症状が気になったらこのような黒い食材を一品でも食卓に入れてみてください。
それだけで冬の体のベース作りに黒が力になります。